ビッグX
制作 東京ムービー1964年8月3日から1965年9月27日
毎週月曜日の午後7時から7時30分
TBS系で放映 一話 24分 白黒 59本

原作 手塚 治虫

脚本 角田 次郎 村野 守美 広瀬 正 山本グループ  ほか

演出 絵コンテ 清水 浩二 岡本 光輝 出崎 統 木下 蓮三  ほか

作画 鈴木 英二 木下 蓮三 堀口 忠彦 中村 やすお 藤井 達朗 橋本 吉雄  ほか

美術 京尾 皇

録音監督 清水 浩二

製作 稲田 伸生

音楽 富田 勲

主題歌 
「ビッグX」
作詞 谷川 俊太郎
作曲 富田 勲
歌   上高田少年合唱団
 これは虫プロダクション制作ではなく、当時新しいアニメ会社「東京ムービー」が、創立第一回作品として手塚 治虫の原作を提供してもらって「東京ムービー」が制作した作品です。手塚治虫の原作を虫プロダクション以外の会社で製作をしたのは、この「ビッグX」が始めてのことでした。手塚漫画の中ではナチスとの戦いの中でファシズムの恐怖を告発するシリアスな展開でしたが、アニメ版では正義の味方が悪者を倒す、という図式にして制作をしております。また漫画では薬品を注射することで力が強くなったり体が大きくなったりする、設定でしたが、注射をするのは麻薬をうつイメージと重なるので、アニメ版では電磁気ペンダントを使用するように変更されました。
 サブタイトルや放送日を調べたが、手塚プロによるものと、DVDの説明や先輩諸兄がお調べになったものとが、違っている。
正しいのはどちらであるか、この時代の新聞のテレビ番組表で調べたいのであるが、近隣の図書館等には置いておらず、後に研究したいと、今回はDVDや諸兄先輩方の説を取り入れたいと思う。
したには手塚プロの発表を簡単に載せておく。
疑問を解けた人がおられたら、メールを下さい。
第 1話  ビッグX登場     1964年 8月 3日 脚本 つのだじろう(角田次郎)  演出 月岡 威

朝雲博士は自らの体内に秘密兵器ビッグXの処方箋(メタル)を隠していた。危篤状態の博士の体からメタルを取り出した友人の花丸博士は乱入してきたナチス党員にメタルを奪われてしまう。しかしナチスはメタルの使用法がわからず、ネズミに注射してみる。巨大化したネズミが街を襲うのを見て昭少年は「自分にビッグXを注射してくれ」と志願する。

第 2話  V3号の襲撃     1964年 8月10日  脚本 山本グループ(山本 恵三 小沢 協)  演出 渡辺 和彦

海外から戻った昭は、母親がビッグXを狙うナチスによって攫われたことを知る。ナチスは母親と引き換えにビッグXを渡せと昭に迫るのだが、昭は屈しない。最後の手段としてナチス総統は秘密兵器である巨大ロボットV3に昭を襲わせる。ビッグXとV3とのすさまじい死闘が幕を開けた。

第 3話  要塞脱出        1964年 8月17日  脚本 つのだじろう パンブロー   演出 パンブロー

悪漢に捕らえられてしまった昭は、強制収容所に送られた。収容所長のランプの激しい拷問を受けるが、昭はビッグXペンシルのありかを口にしない。じつは昭自身、ペンシルのありかがわからなくなっていた。昭は失意の底で、不思議な少女からテレパシーで語り掛けられる。少女ニーナもやはり囚われの身であり、彼女はペンシルのありかを知っていると昭に告げた。

第 4話 砂漠の対決       1964年 8月24日  脚本 山本グループ(山本 恵三 小沢 協 ) 演出 月岡 威

収容所から逃げ出すことに成功した昭とニーナは、熱砂の砂漠を放浪することとなった。そこにナチスの追っ手が迫ってくる。からくも追跡の手を逃れた昭たちは原住民の村に身を寄せるのだが、そこにもナチスが作った手配書が回り、昭たちはナチスに捕らえられてしまう・・・。

第 5話  ビッグXの危機     1964年 8月31日  脚本 つのだじろう   演出 佐々木 哲治(アートフレッシュ)

ヨーロッパのとある町に逃げ込んだ昭は病に伏していた。ナチス党はビッグXを奪うため、容赦なく昭に襲いかかるが、ナチスの暴虐ぶりに街の人々は怒り、昭を守るための盾になってくれる。病が癒えるのを待つ昭だが、ナチス党はV13号ロボットに追われ、フラフラの状態でビッグXを使用せざるを得なくなる。

第 6話 どれい狩り       1964年 9月 7日  脚本 成橋 均      演出 堀川 豊平

行方不明の高名な科学者を探すことになった昭は、その足取りを追ってパミール高原に向かった。しかしそこで昭はナチスのスパイと誤解され原住民に捕らえられてしまう。この人々もまたナチスによってひどい目に遭わされていたのだ。昭は囚われの科学者と原住民を救うため、ビッグXとなって活躍する。

第 7話 死の湖の対決     1964年 9月14日  脚本 山野 浩一    演出 アナグマ・プロ

かつて原爆製造に協力したことで、良心の呵責にさいなまれていたミハイルスキー博士は、贖罪の意味もかねて科学都市の建設を進めていた。しかしナチス党は科学都市が完成すると同時にそれを奪おうと画策していた。

第 8話 黒いオーロラ      1964年 9月21日  脚本 成橋 均     演出 渡辺 和彦

北極に前世紀生物であるマンモスが現われた。調査に赴いた昭は、それがマンモス型のロボットであり、ノース党が北極を起点にして覇権を広げようとしているのだと知る--。

第 9話 ライオン帝国       1964年 9月28日  脚本 つのだじろう    演出 不明

第10話 悪魔の太陽       1964年10月 5日  脚本 村野 守美 光山 勝治   演出 村野 守美・光山 勝治

第11話 海の墓場        1964年10月26日  脚本 山本グループ(山本 恵三 小沢 協)  演出 佐田誠

第12話 カイザー0号との対決  1964年11月 2日  脚本 保利 吉紀     演出 村野 守美・光山 勝治

カルスト共和国と日本との間で友好条約が締結されることになった。しかしその調印式の最中に謎の旋風が襲い、調印式はめちゃめちゃになってしまう。その旋風がビッグXによるものだと誤解したカルスト共和国の大統領は日本との友好条約の破棄を決める。しかしその旋風はカイザー0号という昆虫ロボットの仕業であり、そのロボットを操っているのはパンチ党だと昭は突き止めた。

第13話 仮面の男        1964年11月 9日  脚本 堀川 豊平(東京動画プロ)  演出 東京動画プロ

第14話 毒ガス列車       1964年11月16日  脚本 :つのだじろう       演出 月岡  威

昭とニーナが追っ手から逃れて潜伏するその街はナチス党の占領下にあった。ナチス党の暴虐ぶりを見て耐えられなくなった昭は、敵のリーダー、ハンス・エンゲルスに「ビッグXを渡すから、街の人々を苦しめるのはもうやめろ」と訴え出る。ほくそ笑むハンスと昭は、高架陸橋上で対峙するのだが・・・。


第15話 大怪鳥ヒンメル      1964年11月23日  脚本 広瀬 正       演出 佐田 誠


第16話 宇宙人スナルリ     1964年11月30日  脚本 つのだじろう      演出 朝岡 隆志


第17話 無重力線          1964年12月 7日  脚本 山野 浩一      演出 清水 浩二


第18話  死火山の怪        1964年12月14日  脚本 山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出 アートフレッシュ


第19話 スペードバイキング   1964年12月21日  脚本 高木寛(アートフレッシュ)  演出 高木 清(アートフレッシュ)


第20話 決戦 20対21       1964年12月28日  脚本 山野 浩一      演出 岡本 光輝


第21話 走れビッグX        1965年 1月 4日  脚本 山野 浩一      演出 岡本 光輝


第22話 狂った大噴水       1965年 1月11日  脚本 山野 浩一      演出 岡本 光輝 鈴木 英二


第23話 幻の海賊船       1965年 1月18日  脚本 山野 浩一       演出 岡本 光輝


第24話  ロボット爆破指令    1965年 1月25日  脚本 小沢 正        演出 岡本 光輝


第25話 キングの電送作戦    1965年 2月 1日  脚本 小沢協・山本恵三  演出 佐田 誠


第26話 蟻地獄作戦        1965年 2月 8日  脚本 小沢 正       演出 清水 浩二


第27話 空中都市         1965年 2月15日  脚本 小沢 協(山本グループ)  演出 清水 浩二


第28話 大竜神対ビッグX    1965年 2月22日  脚本 広瀬 正        演出 岡本 光輝


第29話 大昔ミサイル       1965年 3月 1日  脚本 小沢 正       演出 不明


第30話 あの耳を狙え       1965年 3月 8日  脚本 山本グループ    演出 清水 浩二


第31話 ゴム人間の反乱     1965年 3月14日  脚本 小沢協・山本恵三  演出 清水 浩二


第32話 哀しき昆虫博士      1965年 3月22日  脚本 佐野 美津男    演出 鈴木 英二


第33話 真空人間サルベージ   1965年 3月29日  脚本 小沢 正       演出 今泉 俊明


第34話 大都市全滅作戦     1965年 4月 5日  脚本 岡本 欣三      演出 今泉 俊明


第35話 ロボット城         1965年 4月12日  脚本 山野 浩一      演出 上野 寿夫


第36話 火の馬           1965年 4月19日  脚本 山野 浩一      演出 おおいひさし


第37話 海底秘密研究所     1965年 4月26日  脚本 佐野 美津男     演出 田中 八寿雄


第38話 宇宙の虎          1965年5月 3日  脚本 山野 浩一      演出 梶平 太朗


第39話 軽くて重い男       1965年 5月10日 


第40話 虹の国から        1965年 5月17日  脚本 山野 浩一      演出 鈴木 英二


第41話 雪男の泉         1965年 5月24日  脚本 山野 浩一       演出 今泉 俊明


第42話 銀河に向って       1965年 5月31日  脚本 山野 浩一      演出 梶 兵太朗


第43話 パール博士の発明    1965年 6月 7日  脚本 岡本 欣三      演出 泉久次


第44話 エンゼル星よりの使者  1965年 6月14日  脚本 花島 邦彦     演出 泉 久次

ワシントン国際警察は地球の同盟星であるエンゼル星が、サタン星からの攻撃を受けたという情報をキャッチした。アフリカにそのエンゼル星からの使者が不時着したとの知らせを受けて駆けつけた昭は、虫の息の使者を救おうとする。ニーナのテレパシーで使者から悲惨な戦争の状況を聞いた昭は、サタン星を操っているのが障害の仇敵ハンス・エンゲルだとわかり、怒りをたぎらせる--。

第45話 ニーナの危機      1965年 6月21日  脚本 岡本 欣三      演出 岡部 英二

ドライブ中に豪雨にたたられ、一見の洋館で雨宿りをすることになった花丸博士と昭たち。その洋館は無人だったが、一匹の猫がいた。ニーナがテレパシーで猫の心を読むと、この洋館の主はサイエンス博士という人物だとわかった。後日、昭たちはサイエンス博士が開発した一段式のロケットが盗まれた、という話を耳にする。調査をはじめた途端、ニーナが誘拐されてしまった。会場に浮かぶ秘密基地へと連れこまれたニーナはそこで、拷問を受けるサイエンス博士の姿を目にする--。

第46話 セントローザの秘密   1965年 6月28日  脚本 岡本 欣三       演出 泉久次

ローザランドにあるセントローザ教会の鐘は平和のシンボルとして親しまれていた。その鐘が盗まれてしまう。教会の番人に話を聞いた昭たちは、教会の鐘には隠された財宝のありかを知らせる、という秘密があることを教えられる。洞窟の中にある百八つの鐘の中から協会の鐘と反響するものをひとつ選ぶと財宝の眠る洞窟の隠し扉が開かれる仕掛けになっているというのだ。昭たちは財宝を守るために行動を開始する。

第47話 宇宙ランドの秘密   1965年 7月 5日  脚本 花島 邦彦       演出 おおいひさし

アフリカのサハラ砂漠に建設中の宇宙ランド。その責任者のツアラ殿下が現地で財宝を掘り当てた。国際警察はそのツアラ殿下がハンス・エンゲルの仮の姿らしいという情報を入手。それと時を同じくして昭に宇宙ランドからの招待状が届く。開封した昭は封筒にしかけられた毒にやられて倒れてしまう。間一髪、解毒剤に救われた昭はハンス打倒のためサハラへと飛んだ。

第48話 大氷河の決戦    1965年 7月12日  脚本 内田 弘三        演出 今泉 俊昭

南極に隕石が落下した。その落下後を調べていた花丸博士と昭たちは南極基地の破壊と観測隊員たちの失踪という事件に出くわしてしまう。事件を調べ始めた花丸博士とニーナはブラック・ジャガー博士の秘密基地に拉致されてしまい、昭もビーム光線によって思考力を失って倒れてしまった。やがて落下した隕石が実はバリウス星から飛来した円盤であり、乗っていたバリウス星人の科学者はブラック・ジャガーに娘を人質に取られ、仕方なくウルトラ光子エネルギーの開発をさせられていた。このバリウス星の科学者に助けられた昭は、ブラック・ジャガーの操る巨大ロボットにビッグXとなって立ち向かう。

第49話 大くらげ出現     1965年 7月19日  脚本 岡本 欣三        演出 泉 久次

大型石油タンカーが日本近海で謎の大クラゲに襲われた。防衛艦あかつき丸がクラゲ退治に出撃したが、まったく歯が立たない。応援に駆けつけた昭たちまでがクラゲに飲み込まれてしまう。この大クラゲ、実はチンチラ党のボス、フラホープが開発した巨大ロボットで、これは次々に石油タンカーを襲いつづけ、世界は深刻なオイル・ショックに見舞われてしまう。

第50話 グレート3(「グレート"3"スリー」) 1965年 7月26日  脚本 山野 浩一 演出 岡部 英二

振興国家リリィ国を視察した昭たちを待っていたのは、首相誘拐事件だった。首相はグレート・スリーと名乗る三人組が操る円盤で連れ去られたのだ。グレート・スリーは街を乗っ取り、ほかの政治家たちも三人組へと寝返ってしまったと知らされた首相は降伏を宣言する。かくてリリィ国は傍若無人な三人組の支配下となった。捕らえられた昭はペンシルを奪われ、思想犯として死刑を宣告された--。

第51話 地球第五氷河期  1965年 8月 2日  脚本 泉 久次           演出 岡部 英二

南太平洋に突然、新島が出現する。しかし調べてみると、それは島ではなく未知の元素の塊だと判明する。ニーナはその島で不思議なメッセージを受け取った。それは二万年前に滅んだヒポクラ人たちからのメッセージだった。人類によって滅亡に追いこまれたヒポクラ人たちは、この島を使って人類に復讐しようとしていたのだ。島から立ち上る黒い煙に触れると、すべてが一瞬にして凍り付いてしまう。次々に凍り付いて行く世界に、島から出現した怪物たちが襲いかかって来るこの危機に昭はビッグXとなって立ち向かう。

第52話 サマリンガの魔法使い   1965年 8月 9日  脚本 岡本 欣三    演出 木下 蓮三

昭は手品師にだまされて大切なペンシルを奪われてしまった。取り戻してくれたのは心やさしい少年カールだった。昭はカールの家に礼を言いに行くと、カールの妹クララと知り合う。クララは足が麻痺していて歩けない少女だった。彼女が10年に一度しか咲かないサマリンガの花の露を飲めば元気になれると信じているのを知って、昭はサマリンガの花が咲く山の頂上を目指した。

第53話 盗まれた実験        1965年 9月16日

第54話 人面獣ゾンビー       1965年 8月23日  脚本 岡本 欣三    演出 泉 久次

イエルブ山の頂にあるナイン帝国遺跡の調査をしていた科学者たちが全員行方不明になった。その科学者たちのリーダーと友人だった花丸博士は、心配して昭たちと共に現地へ向かう。しかしそこで一行は謎の銃撃を受け、山中に迷い込む羽目になってしまう。昭たちはこの事件の黒幕がワルタ団のダンプ怪盗だと知り、戦いの果てに科学者たちを救出する。しかし遺跡を守る巨大人面獣ゾンビーがビッグXの前に立ちはだかった。

第55話 サンゴ礁の奇蹟      1965年 8月30日  脚本 木村 三四郎   演出 後藤田 信広

花丸博士は絶滅の危機にある珊瑚を救うため、放射能ヨードを開発した。これを掃射すれば珊瑚は生き生きとよみがえるはずだった。その実験をしている最中に花丸博士と昭たちはひどい嵐に巻き込まれ、珊瑚の島へ打ち上げられてしまう。その嵐はじつはハンス・エンゲルが起こしたものだった。彼は昭のマグネット・ペンシルを奪うため、花丸博士の放射能ヨードをさらに強力にしたヨードを使い、海底の生物たちを突然変異させる。巨大化したエビやカニやサメが昭たちに襲いかかってくる。昭はビッグXとなってハンスに立ち向かう。

第56話 ハンスの復讐       1965年 9月 6日  脚本 山野 浩一     演出 不明

平和で穏やかな永久中立国のビルジ共和国でバカンスを楽しんでいた花丸博士一行は、突然電波獣と呼ばれる球体の群れに襲われる。球体はビッグXの制止もむなしく街を破壊してしまう。ニーナはテレパシーで球体を操るものと交信するが、それはビルジ共和国の地下に一代帝国を築いていた地底人だった。地底人は人間たちの地下実験に対する報復だと言った。誰が地下実験などしているのか。昭たちはそれがハンスだと知ることになる。ハンスはビッグXに対する長年の恨みを晴らすため、自らをサイボーグ仮して昭に立ち向かってくる。

第57話 アマゾンの黒雲      1965年 9月13日  脚本 内田 弘三     演出 本間 文幸

花丸博士は研究発表のためにリオデジャネイロを訪れていた。ついでに南米見物を、と飛行機に乗った博士一行は黒雲に巻き込まれ、未開の島に不時着してしまう。その島は世界征服を企むキッドという男に荒らされていた。現地人たちは博士と昭たちをキッドの一味だと勘違いして攻撃してくるのだが--。

第58話 月世界の対決      1965年 9月20日  脚本 泉久次       演出 岡部 英二
花丸博士が人類の念願だった光子エネルギーで飛ぶロケットをついに完成させた。この偉業に昭もニーナも心から祝福する。しかしその発明を奪おうとしているものが彼らの実験の一部始終を監視していた。ハンス・エンゲルである。ハンスの悪知恵にだまされて、博士と光子ロケットを奪われ、自らも宇宙空間に投げ出されてしまった昭は、あやういところを国際警察の救助ロケットに助けられる。ハンスはそんな昭に巨大ロボットで襲いかかってくる。ハンスと昭の月面対決が始まった。

第59話 最後の決戦       1965年 9月27日  脚本 泉久次       演出 今泉 俊昭
エネルギー科学者会議で活火山誘導システムという、新しい火山エネルギーの利用法を提案したその女性科学者の名前は、イリーナ・エンゲルといった。昭はこの名前を聞いて「もしや」と思う。もしや彼女はハンス・エンゲルとつながりのある女性ではないか、と。案の定、会議は突然超音波光線によって大混乱に陥り、イリーナとその研究資料が奪われてしまう。犯人はもちろんハンスだった。彼は妹のイリーナが開発した新しい火山エネルギー利用システムをミサイルに転用し、世界を脅迫しようと企んでいた。イリーナはそんな兄の姿に悲しむが、ハンスはビッグXの開発者である朝霧博士が自分たちの父親を殺したのだと信じ、復讐の念に凝り固まっていた。いまようやく積年の恨みを晴らすのだとハンスは昭に最後の戦いを挑んでくる。しかしもう無用な戦いはやめよう、と昭はハンスに説得を試みる。イリーナもハンスに昔のやさしい兄さんに戻ってくれと懇願した--。


 手塚プロのホームページによると以下のようになっていた。11話12話がダブっていて放送日が違う。
57話が無い。 放送日の違いやサブタイトルと話数の違いなどがある。 何かを参考にしてであると思うが、
発売したDVDの話数とサブタイトルを参考とさせていただいた。

第1話 ビッグX登場 1964/8/3 脚本:つのだじろう(角田次郎) 演出:月岡威

第2話 V3号の襲撃 1964/8/10 脚本:山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出:渡辺和彦

第3話 要塞脱出 1964/8/17 脚本:つのだじろう・パンブロー 演出:パンブロー

第4話 砂漠の対決 1964/8/24 脚本:山本グループ(アフレコ台本には山本恵三・小沢協と表記) 演出:月岡威

第5話 奴隷狩り(アフレコ台本には「どれい狩り」と表記) 1964/8/30 脚本:成橋均 演出:堀川豊平

第6話 ビッグXの危機 1964/9/4 脚本:つのだじろう 演出:佐々木哲治(アートフレッシュ)

第7話 毒ガス列車 1964年 9月11日  脚本:つのだじろう 演出:佐々木哲治(アートフレッシュ)
ヨーロッパのとある町に逃げ込んだ昭は病に伏していた。ナチス党はビッグXを奪うため、容赦なく昭に襲いかかるが、ナチスの暴虐ぶりに街の人々は怒り、昭を守るための盾になってくれる。病が癒えるのを待つ昭だが、ナチス党はV13号ロボットに追われ、フラフラの状態でビッグXを使用せざるを得なくなる。

14話として、同じ題名があるが演出家や解説文の内容が違うようである。
第14話 毒ガス列車 1964年11月16 脚本:つのだじろう 演出:月岡 威
昭とニーナが追っ手から逃れて潜伏するその街はナチス党の占領下にあった。ナチス党の暴虐ぶりを見て耐えられなくなった昭は、敵のリーダー、ハンス・エンゲルスに「ビッグXを渡すから、街の人々を苦しめるのはもうやめろ」と訴え出る。ほくそ笑むハンスと昭は、高架陸橋上で対峙するのだが・・・。


第8話 ラクダ島 1964年9月18日  脚本:山野浩一 演出:アナグマ・プロ
晴海博士がバイキング党に拉致され、無理やりに『狂人ガス』を作らされていた。博士から救助を求められ、南太平洋へと赴いた昭は、狂人ガスを使って世界を手中にしようと企むバイキング党と戦うことになる。

DVDのタイトルには入っていない

第9話 死の湖の対決 1964/9/25 脚本:山野浩一 演出:アナグマ・プロ

第10話 黒いオーロラ 1964/10/2 脚本:成橋均 演出:渡辺和彦

第11話 ライオン帝国 1964/10/9 脚本:つのだじろう 演出:不明

第12話 悪魔の太陽 1964/10/16 脚本:村野守美・光山勝治 演出:村野守美・光山勝治

第11話 海の墓場 1964/10/26 脚本:山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出:佐田誠

第12話 カイザー0号との対決 1964/11/2 脚本:保利吉紀 演出:村野守美・光山勝治

第13話 仮面の男 1964/11/9 脚本:堀川豊平(東京動画プロ) 演出:東京動画プロ

第14話 毒ガス列車 1964年11月16 脚本:つのだじろう 演出:月岡 威

第15話 大怪鳥ヒンメル 1964/11/23 脚本:広瀬正 演出:佐田誠

第16話 宇宙人スナルリ 1964/11/30 脚本:つのだじろう 演出:朝岡隆志

第17話 無重力線 1964/12/7 脚本:山野浩一 演出:清水浩二

第18話 死火山の怪 1964/12/14 脚本:山本グループ(山本恵三・小沢協) 演出:アートフレッシュ

第19話 スペードバイキング 1964/12/21 脚本:高木寛(アートフレッシュ) 演出:高木清(アートフレッシュ)

第20話 決戦 20対21 1964/12/28 脚本:山野浩一 演出:岡本光輝

第21話 走れビッグX 1965/1/4 脚本:山野浩一 演出:岡本光輝

第22話 狂った大噴水 1965/1/11 脚本:山野浩一 演出:岡本光輝・鈴木英二

第23話 幻の海賊船 1965/1/18 脚本:山野浩一 演出:岡本光輝

第24話 ロボット爆破指令 1965/1/25 脚本:小沢正 演出:岡本光輝

第25話 キングの電送作戦 1965/2/1 脚本:小沢協・山本恵三 演出:佐田誠

第26話 アリ地獄作戦 1965/2/8 脚本:小沢正 演出:清水浩二

第27話 空中都市 1965/2/15 脚本:小沢協(山本グループ) 演出:清水浩二

第28話 大竜神対ビッグX 1965/2/22 脚本:広瀬正 演出:岡本光輝

第29話 大昔ミサイル 1965/3/1 脚本:小沢正 演出:不明

第30話 あの耳を狙え 1965/3/8 脚本:山本グループ 演出:清水浩二

第31話 ロボット城 1965/3/15 脚本:山野浩一 演出:上野寿夫

第32話 哀しき昆虫博士 1965/3/22 脚本:佐野美津男 演出:鈴木英二

第33話 ゴム人間の反乱 1965/3/29 脚本:小沢協・山本恵三 演出:清水浩二

第34話 真空人間サルベージ 1965/4/5 脚本:小沢正 演出:今泉俊明

第35話 地獄への扉 1965/4/12 脚本:山野浩一 演出:上野寿夫
DVDにはないサブタイトル

第36話 海底秘密研究所 1965/4/19 脚本:佐野美津男 演出:田中八寿雄

第37話 宇宙の虎 1965/4/26 脚本:山野浩一 演出:梶平太朗

第38話 大都市全滅作戦 1965/5/3 脚本:岡本欣三 演出:今泉俊明

第39話 火の馬 1965/5/10 脚本:山野浩一 演出:おおいひさし

第40話 虹の国から 1965/5/17 脚本:山野浩一 演出:鈴木英二

第41話 雪男の泉 1965/5/24 脚本:山野浩一 演出:今泉俊明

第42話 銀河に向って 1965/5/31 脚本:山野浩一 演出:梶兵太朗

第43話 パール博士の発明 1965/6/7 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

第44話 エンゼルの星(「エンゼル星よりの使者」) 1965/6/14 脚本:花島邦彦 演出:泉久次

第45話 ニーナの危機 1965/6/21 脚本:岡本欣三 演出:岡部英二

第46話 セントローザの秘密 1965/6/28 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

第47話 宇宙ランドの秘密 1965/7/5 脚本:花島邦彦 演出:おおいひさし

第48話 大くらげ出現 1965/7/12 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

第49話 グレート3(「グレート"3"スリー」) 1965/7/19 脚本:山野浩一 演出:岡部英二

第50話 地球第五氷河期 1965/7/26 脚本:泉久次 演出:岡部英二

第51話 サマリンガの魔法使い 1965/8/2 脚本:岡本欣三 演出:木下蓮三

第52話 人面獣ゾンビー 1965/8/9 脚本:岡本欣三 演出:泉久次

第53話 サンゴ礁の奇蹟 1965/8/16 脚本:木村三四郎 演出:後藤田信広

第54話 ハンスの復讐 1965/8/23 脚本:山野浩一 演出:不明

第55話 アマゾンの黒雲 1965/8/30 脚本:内田弘三 演出:本間文幸

第56話 大氷河の決戦 1965/9/6 脚本:内田弘三 演出:今泉俊昭

第57話

第58話 月世界の対決 1965/9/20 脚本:花島邦彦 演出:大隅正秋 脚本:泉久次 演出:岡部英二

第59話 最後の決戦 1965/9/27 脚本:泉久次 演出:今泉俊昭
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