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1966年 手塚 治虫 自主制作作品
この展覧会の絵は原曲ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」を基にして「展覧会の絵」の表題を生かして自由な発想でエピソードをおりこんだオムニバス映画です。 -手塚治虫ー |
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【プロムナード】 曲と曲の間に流れるプロムナード
promenade_1
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この作品は現代の(当時の)英雄(ヒーロー)をテーマにしている。
Gnom[1]
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【こびと】 ジャーナリスト
評論家の○○氏は次々に批評を加えていく 人間味を欠いた姿を強烈に批判する
前半は木管楽器と弦楽器の旋律で、打楽器達が入る、後半木管楽器の旋律になる。
松尾信吾
初めて聴いたのはムソルグスキー作曲の組曲「展覧会の絵」でピアノ曲であった。新宿の伊勢丹近くの○○レコード店にフランスの作曲家モーリス・ラヴェル編曲のオーケストラのレコードを注文してあるので取りに行って欲しいと頼まれたのはそれから少し後の日だった。手塚治虫はメガネの度が会わなくなったのでメガネを変えた、しかし使い勝手が悪く、そんな訳も有ってか雑誌のほうもすこしスランプ気味になっていた頃だった。次の日買ってきたレコードが自分が思っていたレコードと違っているので変えてもらってきてくれと言われた。常識として1度レコードの溝を通したものは返品できない時代であったさな如くレコード店では返品には応じられぬと突っぱねられたすったもんだしたがどうしても変えてはくれぬと言う、困り果ててとうとう手塚治虫に電話した。 |
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このキャラクターは当時の人が見れば唇の厚さなどで(いかりやちょうすけさんではありませんよ)すぐ誰のことか分かった。が抗議は来なかった。今と違って 大人が多かった時代だった。
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肩を切って歩くと言う言葉があるが彼は両手で歩く。
最後は音楽にあわせてこそこそと両手で歩いて逃げていく。
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promenade_2
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【第2プロムナード】
ホルンと木管楽器でテーマが対話する。曲にあわせて絵を見ながら左にパーンして行く。そして次の絵へとズームインする。
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【古城】 人工造園師
The old castle
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ビルに迷い込む旅に疲れ果てた昆虫(私はキリギリスだと思っていたなぜならばありとキリギリスの話で旅するキリギリスの姿が思い浮かんだからで、はっきり聴いていない。ピノキオのこおろぎのキャラクターにも雰囲気が似たものを感じていた)
下に花園を発見する.....。
デズニーは何年かごとに昔の作品をマスターネガからメガを起こして新しいフィルムでまた封切りをする。丁度この年はファンタジアがそれの年に当たった。わたしが言った不用意な一言が切欠かはご本人に聞く由も無かったので不確かではないが結果は虫プロダクションの全社員に手塚治虫のポケットマネーでロードショーの切符を配ることになった。そしてわたしがその切符をデズニーまで買いに行った。
わたしは何人かの同僚と一緒に池袋へ見に行った。確かにファンタジアはすばらしかったでもスコープではない昔の作品だその辺なにお勘違いしたかスコープで放映した。最後まで見たがさすがに、映画館に注意をした。そうしてもう1度見ることが出来た。 |
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とあるビル |
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その中に迷い込んだ1匹の昆虫
旅の疲れとのどの渇きでフラフラ |
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やっと見つけた草花や蜜.............
それらは金属で出来ている作り物 |
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蜜を吸っている蝶を見つけ駆け寄る.......が。
それも作り物。 |
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登場する人工造園師
人々の賞賛を受ける。 |
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それを横目に息絶える
それを発見する人工造園師はつまみ上げて
無造作に捨てる。 |
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ー人工造園ー |
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【第3プロムナード】
始めと同じ トランペット・ソロそして、トランペットとトロンボーンで主題を力強く奏でる。
絵画を見ながら進んでいく時々絵にアップするが次の絵へと向かうそして1つの絵にズームアップする。 |
promenade_3
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整形外科医 【チュイルリーの庭】
Tuileries
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工場 【ビドロ】
Bydlo[1]
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【第4プロムナード】
promenade_4
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チンピラ 【卵の殻をつけたひなどりの踊り】
Ballet of the Chicks in the shells
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チャンピオン 【サミュエル・ゴールドベルグとシュミイレ】ballett
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テレビ・タレント 【リモージュの市場】
Limoges
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ZEN 【カタコンプ】
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手塚先生が後に描いた、たった3枚で アニメを作った例 1986 Osamu Tezuka |
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戦争 【バーバ・ヤーガの小屋】
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戦車 |
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戦闘機 |
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すきまからのぞく戦士の目 |
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病気で横たわる少女水を欲しがる
水を取りに行く兵士
別の戦士が現れる
第5スタジオで作業は進められました。
このシーンを書くために作画のM子さんをモデルにデッサンをすることになり熱を入れすぎた作画家たちが肩を出すよう指示をして、だんだんエスカレートして恥ずかしがる彼女を泣かせてしまったと言う思い出があります。
(制作(ではなかった)として行き過ぎを注意すべきであったと後悔を今でもしています) |
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かち合った2人の戦士は殺し合う |
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そして殺戮が始まり全ては...............。 |
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キエフの大門】
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天国への扉が開いている。英雄たちが天国へと行進していく。それを見守る凱旋門の男たち。
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やがて支えている門から出て男たちは行進に加わる。 |
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支える男たちの、いなくなった門が崩れ始める。
女子供の悲鳴が上がる |
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振り返る男たち |
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やがて門へと駆け寄る。 |
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そして門を支える。 |
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安心する女子供
真の英雄は............?
この展覧会の絵は4種類のフルムがある
最初のフィルムは秋山 和慶 指揮東京交響楽団の
実写へとオーバーラップして終わった。
2本目は実写の部分を杉山卓さんとアニメに直した
3本目はベニス映画祭用に冨田勲さんが編曲した音楽付
4本目はそれを日本用にしたもの。 |
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初号 及びロードショーされたフィルムでは |
エンディングの最後はオーケストラの演奏にオーバーラップした。 |
そのすぐ後 エンディングをアニメに代えた。 |
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著作権の問題で 曲を冨田勲さん編曲のものに変えた。 |
海外の映画コンクールに出品 |
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制作 手塚治虫
総監督 手塚治虫
各話 演出 および作画
手塚 治虫
大貫 信夫
三輪 孝輝
松尾 伸吾
杉山 卓
伴 俊作
9話イラストレーション大塚清六
プロムナード設定内野純緖
動画
大井正子
飯島睦
福島春治
その他多数
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記念写真 |
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↑ 芸術祭奨励賞受賞と
打ち上げをかねたパーティー
← 手塚 治虫先生と 大塚 清六氏 |
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音響の田代さん 明田川さんたちと しもやん |
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