新ジャングル大帝 進めレオ! 
フジテレビ系放映/23分/カラー/26分
虫プロダクション/1966年/10月5日〜1967年3月29日 水曜19:00〜19:30

 原作  手塚  治虫   効果  虫プロ効果団
 製作  山本  暎一  明田川  進
 チーフ・ディレクター  林   重行  月岡  弘
 作画監督  勝井 千賀雄  浦上 靖夫
 原画  斎藤  博  田代 敦巳
 美術監督  彦根 範夫  資料制作  野崎欣宏
 伊藤  信治  音楽  冨田勲
 背景  鈴木 森繁  指揮  森田吾一
 トレス  田口 和子  演奏  MGA
 彩色  松本 双葉
 日高 皎子  主題歌  ジャングル大帝のうた
 撮影監督  三沢 勝治  作詞・作曲  三木鶏朗
 編集  古川 雅士  編曲  冨田 勲
 音響監督  田代敦巳    ハッピー・ビーンズ
 音響助手  明田川進
 第1話「白い王者」 1966年10月5日放映
アフリカを訪れていた杉原博士が誘拐された。とり残された杉原博士の孫の正雄は、ジャングルで迷子になり人の言葉を話す白いライオン・レオと出会う。レオの国では動物たちが平和に暮らしていた。翌日、誘拐犯の一味が今度は乱暴な狩りを始めた。立ち向かうレオだが……。

脚本:手塚治虫、山本暎一/演出:山本暎一
 第2話「大草原の対決」 1966年10月12日放映
レオたちは、ジャングルの危険な場所の判る地図を作ることにした。レオは北の岩場に住む昔気質のライオンたちに仲間になるよう頼む。首領の娘リンカは紳士的なレオに好意を抱くが、レオをあざけるライオンたちはある陰謀をめぐらした。

脚本:藤田 豊/演出:瀬山義文
第3話「青いたてがみのザンバ」 1966年10月19日放映
流れ者ザンバは青い毛をもつ凶暴なライオンだった。孤独なザンバに境遇が似るレオは、ザンバとの戦いを避けようと説得を試みる。だが、差別ゆえに己の力だけを誇示して生き抜いてきたザンバは、仲間に対しても残忍であった。ついにレオは立ち上がる。

脚本:辻 真先/演出:永島慎二
 第4話「ピグミーの死の祭り」 1966年10月26日放映
街に出る決意をしたピグミー族が、最後の狩りの獲物として白いライオンを選んだ。ピグミー族と戦ったレオはユーフォルギアの木の樹液の毒で視力を失う。巨象パグーラに国を託し、再度戦いに向かったレオは、ピグミーの長と語らいの時間をもつことになる。

脚本:辻 真先/演出:平田敏夫  
 第5話「ルネの冒険旅行」 1966年11月2日放映
レオとライヤに待望の赤ちゃんが生まれた。双子の兄妹ルネとルッキオ。ところが、岩山や森での訓練を始めると、どうも兄のルネが頼りない。子どもたちに強くなってほしいと願うレオは、ルネを鍛えようとサバンナに置き去りにしたが、たった一人でサバンナへ出て自然の驚異にびっくりするルネ。

脚本:辻 真先/演出:勝井千賀雄
  第6話「巨獣ドンベ」 1966年11月9日放映
猛暑で食物がなくなった。秘密の餌場“黄金の谷”に向かうゴリラの群れを、飢えたヒヒたちが追う。旅から帰った巨大ゴリラのドンベはルッキオから話を聞き、仲間に知らせるべく道を急ぐ。だが彼は、病気のためすっかり弱虫になっていた。ゴリラのドンベがマントヒヒに囲まれ危うし、その時レオが

脚本:辻 真先/演出:北野英明 
  第7話「黄金の弓」 1966年11月16日放映
ルアク族の生き残り・バンダとバツーの父子は、豹人間を操る呪術師によって宝の“黄金の弓”を狙われた。バンダとバツーの父子をかくまうレオとルネ。だが豹人間は、ジャングルの動物たちを襲いレオを脅迫した。バンダは一族の誇りをかけて戦いに向かう。レオとルネが助けにいくが。

脚本:辻 真先/演出:林 重行
  第8話「月光石の秘密」 1966年11月23日放映
X国秘密諜報部員ジェームズ・ドボンがムーン山の麓に産する月光石を求めてやって来た。絶大なエネルギーを秘めるその石は、かつてこの地の川上で発見されたという。ドボンに命を救われたレオは探索につき合うが、Z国との愚かな戦いに巻き込まれてしまう。

脚本:手塚治虫/演出:手塚治虫
 第9話「恐怖の鳥」 1966年11月30日放映
奇妙な天候が続くある日、竜巻が通り過ぎた後に、竜巻に運ばれて真っ黒なチゴハヤブサの大群が現れ、3本のバオバブを埋め尽くした。数はどんどん増え、動物たちが襲われ始める。必死に戦う動物たち。友人のリスを失い泣き叫ぶルネ。レオは戦いに勝算を見い出せず悩むが、戦いの最中、突然また竜巻が来て……。

脚本:辻 真先/演出:瀬山義文
 第10話「リカオンは啼かず」 1966年12月7日放映
リカオン同志でボスの座を争って敗北したリックは、リカオンのボスの座を追われた、勇気と知恵で白ライオンを倒し自分が本当のボスであることを証明しようと、群れを去った。行き倒れたリックをルネとルッキオが救うが、レオは彼の企みを知りつつ静観する。いつしか子どもたちはすっかりリックになついてしまった。濁流にのまれようとした子供らを助けるために

脚本:辻 真先/演出:永島慎二 
第11話「パンジャ 街へ行く」 1966年12月14日放映
ルネが外の木にほしてあったパンジャの毛皮が、人間に持ち去られた。それは、シュワルツ医師からコソ泥リアンダの手に渡る。少年リアンダーはチーターに襲われるが、あとを追ってきたレオに助けらる、レオとルネは毛皮をとり戻すが、リアンダは高熱に苦しんでいた。レオたちは何とか彼を病院に送り届ける。手術をしてリアンダは助かるが、そこにレオとルネを追って警官が…

脚本:辻 真先/演出:北野英明 
第12話「密猟者の森」 1966年12月21日放映
密猟で全滅寸前のマルミミ象。密猟者に追われるマルミミ象をジャングルに連れて帰ろうとするレオとルネ。レオとルネはコンゴを訪れる。そこにはレオの古い友人の象のバドーもいた。レオは気の狂ったバドーも一緒に連れて行くが、途中バドーが暴れて人間たちにつかまる。密猟者の裏をかき、群れを自分のジャングルに連れ帰ろうとするレオ。だが情報と機動力で、密猟者たちは先回りを始めていた。レオは自分がおとりになろうとするが…

脚本:小宮 敬/演出:山本暎一  
 第13話「ルバー谷の決斗」 1966年12月28日放映
 老獪な豹のルバーを追い続けるワッシ族の男。20年前、ルバーに襲われ盲目となったワッシ族の男は、老獪なルバーの毛皮をとり、部族の勇士として帰郷することだけを念じていた。一族の豹を動員して待ち伏せしようと企むルバーの卑怯な戦略に、、レオは人間の味方につくことにした。

脚本:辻 真先/演出:勝井千賀雄
第14話「吠える氷河」 1967年1月4日放映
ムーン山から、マンモスのおふくろさんがやって来た。氷の墓に眠る祖父を、サーベルタイガーから守ってほしいというのだ。レオは、無理矢理ついてきたルネを鍛えつつ雪山へ。そんな彼らを剣のような鋭い牙を持つサーベルタイガーが襲う。

脚本:辻 真先/演出:平田敏夫  
第15話「ひとりぼっちの墓」 1967年1月11日放映
胸にコウモリ型の斑を持つキリンのラフは人間の標的になりやすく、仲間から毛嫌いされていた。孤独のあまり乱暴を働き涙するラフに、ルネは心を痛める。そのラフが、人間に狙われた仲間を救おうとして連れ去られた。後を追うルネだが……。

脚本:辻 真先/演出:正延宏三、林 重行 
第16話「密林の黒い牙」 1967年1月18日放映
森に落ちた火の玉を調べに行き、人間に牛泥棒と誤解されたレオ。追われる途中で毒蛇にかまれた彼を救ったのは、女性飛行士ミリアムだった。彼女は逃げたペットの黒豹を捜していたが、一度野生に帰った動物はすでに友だちではなかった。

脚本:辻 真先/演出:瀬山よしふみ  
 第17話「あくまの滝」 1967年1月25日放映
黒豹トットが子どもたちを食べようとしたので、レオは、黒豹トットを倒そうとした。レオは、過ってマンディを傷つけてしまった。ショックを受けたレオは制止するマンディの止めるのも聞かず、ジャングルをとび出し、無抵抗のまま人間に捕まる。“あくまの滝”の生け贄にされるレオ。そこには呪われた怖ろしい伝説があった。

脚本:辻 真先、坂本雄作/演出:坂本雄作
 第18話「機関車そうどう」 1967年2月1日放映
食糧を求め、西の森を目指す象たち。だがそのあたりは人間の鉄道が通ったばかり。危険を知らせに走るレオとルネだが、群れはすでにハンターの襲撃を受けていた。しかも混乱の渦中、それを助けようとしたルネも一緒に捕われ、お互いに鎖をつながれたまま脱走。それを助けようとしたルネも一緒に捕われ、お互いに鎖をつながれたまま脱走。二人は谷で汽車を待って…

脚本:辻 真先/演出:勝井千賀雄 
第19話「石のとりで」 1967年2月8日放映
大地震とともに火柱が立ち、ジャングルが焼けた。油が湧き出したのだ。ルネは丈夫な白蟻の塔をヒントに、みんなが住める大きな石の家を作ろうとする。ルネは小さな動物たちの協力を得て石の家を建て始める、作業は完了間近。だが、人間嫌いの象がこれに反発。象のパグーラとビゾーが妨害を始めた。ボスの息子ビゾーと家を賭けてルネは戦う。

脚本:辻 真先/演出:月岡貞夫 
第20話「白い絶壁」 1967年2月15日放映
突然の大洪水で川上のジャングルの動物が犠牲になった。調査に向かったレオは、人間が建造中の巨大な白い壁に驚く。ダムの責任者クロヨンからダムの必要性を聞かされるレオ。レオは仲間を水没から救おうと動物たちを避難させるが、バッファローの親子が動こうとしない。

脚本:辻 真先/演出:平田敏夫  
 第21話「ジャングルを売った奴」 1967年2月22日放映
ルネを人質にとったハイエナのアグラ。レオは仕方なく、黄金を狙う人間との交渉役を果たす。人間はアグラの食糧のために、次々と動物たちを捕獲。ジャングルを守るべきレオの不名誉な行為を仲間は非難した。ルネは汚名返上に立ち上がる。

脚本:山本暎一、芦野浦夫/演出:荒木伸吾
第22話「ぞうの墓場」 1967年3月1日放映
ルネは、何日も何も食べていない象の群れをゾウグサのある場所に案内した。パグーラはよそ者の侵入を拒む。仲裁に入り、争いを止めるレオ。一方、老いた象がキャンドルロックの麓にある象の墓場を目指すが、象牙を狙う人間たちがその後をつけていた。

脚本:林 重行/演出:遠藤政治  
第23話「銀色の狼」 1967年3月8日放映
レオは嵐の夜、動物たちを救おうとして滝から落ち、行方不明になった。捜索するルネたちの前に銀色の狼が現れ、誘拐したルッキオの代わりに食料となるウサギを出せと脅す。そのころ川辺に漂着したレオは、狼を追うハンターたちに雪山に追われていた。

脚本:泉 京介、林 重行/演出:正延宏三、林 重行 
 第24話「火山島の冒険」 1967年3月15日放映
目の見えないバッファローと、鳥のおばさんが食糧を求めてやってきた。火の山の麓に帰る途中だと聞いた好奇心の強いルネは、彼らをイカダに乗せて送ろうとする。レオの反対を押しきって出発した冒険には、予想もしない危険が待っていた。

脚本:林 重行、輔 逸平/演出:荒木伸吾 
第25話「王城に陽は昇る」 1967年3月22日放映
死の伝染病“死斑病”がジャングルを襲った。ライヤまでが病気にかかってしまい、王城は悲しみに沈む。そんなとき、レオは学術調査に訪れたヒゲオヤジと再会、死斑病が治療可能だと知る。薬を依頼する手紙を携え、ルネたちは人間のキャンプへと向かう。

脚本:辻 真先/演出:勝井千賀雄、瀬山よしふみ 
第26話「ムーン山よ 永遠に」 1967年3月29日放映
月光石を求め、調査隊はムーン山へ。レオはライヤの勧めでヒゲオヤジら学術調査隊に同行するが、ルネもついて来てしまう。鉱脈の発見を喜ぶ一同を、過酷な大自然が襲う。次々と倒れる人間たち。そしてレオは……。古い者から新しい者へ、歴史は受け継がれていく。

脚本:辻 真先/演出:林 重行、平田敏夫  
レオ
外山高士
ライヤ
北浜晴子
ヒゲオヤジ
千葉順二
ルネ
里見京子
ロンメル
大平透
ルッキオ
増山江威子
ブラス
納谷悟郎
「レオのうた」作詞:辻真先 作曲:冨田勲 歌:弘田三枝子
大人になったレオとその家族(妻は幼友達のライヤ、子どもはレオそっくりのルネとライヤそっくりのルッキオ)のドラマを中心にした物語が展開されて行きます。また原作ではその悲劇性に涙を誘われる人も多かったラストが、このアニメ版ではハッピーエンドに変更されています。それもまたファミリーの絆をこそメイン・テーマとして製作されたアニメであることの証です。
1967年第6回日本テレフィルム技術賞(第14話に対して)
 


次のキャラクターなど





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