第1話「宇宙からの三匹」
醜い争いを続ける地球人の実態を調査するため、銀河系連盟はパトロール隊員W3を派遣。赴任した3人はさっそく動物にカモフラージュ変身するが、不注意から山火事を起こしてしまう。火にまかれた彼らを救ったのは、真一という少年だった。
1965年6月6日放送
脚本:若林一郎 / 演出:手塚治虫
第2話「24時間の脱出」
真一の兄・光一は、秘密諜報機関フェニックスの腕利き隊員F7号である。今回の任務は、ボロタニア共和国政府に兵器開発を強要されているノーラン博士の救出だ。変装で追っ手から逃れた光一と博士は、国際特急列車に乗り込むが……。
1965年6月13日放送
脚本:若林一郎 / 演出:杉山 卓
第3話「シャングリラの謎」
光一の上司のもとに届いた、妙な釈迦像の右手と一通の手紙。そこには、人類を絶滅させるというシャングリラの植物のことが書かれていた。調査を始める光一は怪しい男に襲われる。その身を案じる真一は、ボッコたちとともに兄を追った。
1965年6月20日放送
脚本:若林一郎 / 演出:鈴木良武
第4話「くすの木物語」
ある緑豊かな土地を訪れた真一たちは、猟や開発で自然が破壊されている光景に心を痛める。一方、動物として追われたボッコは、何千年もみんなを守ってきた巨大なくすの木の存在を知る。そこは、鳥や獣たちの静かな隠れ家だった……。
1965年6月27日放送
脚本:若林一郎 / 演出:柴山達雄
第5話「浮ぶ要塞島」
懐かしい故郷の家で目覚めた光一は、東京に水爆が落ちて生存者ゼロというラジオのニュースに愕然とする。だが、家や村の様子がどうもおかしい。まわりのすべてが偽物と判断した光一は、逆に芝居をして敵を罠にかけようとするが……。
1965年7月4日放送
脚本:若林一郎 / 構成:手塚治虫 / 演出:W-3演出部
第6話「摩天楼動物園」
高層ビルの立ち並ぶ都会で真一たちとはぐれたプッコは、動物園の園長と子供たちに助けられる。そこは自然の残る、街で最後の遊び場だった。巨大な本社ビル建設を目論む真名板が、動物園をつぶそうと悪質な嫌がらせを始める。
1965年7月11日放送
脚本:若林一郎 / 構成:手塚治虫 / 演出:W-3演出部
(絵コンテ山室・斎出 演出高橋 良輔)
第7話「シバの女王」
ノッコの作ったテレビに、鍾乳洞と不思議な女性の姿が映った。テレビ局の電波ではないらしい。女性は、5年前に行方不明になったフランスの科学者にそっくりだった。発信源を探る真一たち。一方、光一も謎の妨害電磁波の調査を進めていた。
1965年9月10日放送
脚本:若林一郎 / 演出:柴山達雄
第8話「サーカスの怪人」
戦争愛好団体ハサン同盟が、平和運動の闘士ミスター・トンビと、フェニックスのF7号の暗殺を画策した。使用する爆弾は13個。偶然、一味が身を隠しているサーカスに見物に来たボッコたちは、爆弾の情報をキャッチしたが……。
1965年9月17日放送
脚本:若林一郎 / 演出:杉山 卓
第9話「沈むな太陽」
人の近づかない村はずれの屋敷に向かった真一たちは、一人ぼっちで暮らす白血病の少女ミサに会う。両親も病気で死んだため、呪われた家として人々から遠ざけられていたのだ。ミサの手術代を稼ごうと、W3は慣れない競馬や舞台に挑む。
1965年8月1日放送
脚本:若林一郎 / 演出:杉山 卓、富岡厚司
第10話「ミイラ工場」
世界中で、原因不明の失踪事件が相次いだ。姿を消したのは、画家、音楽家、考古学者など。古代遺跡に興味を持ちエジプトを訪れた真一たちは、遺跡から現れた不気味なミイラに襲われてしまう。事件には、ロケット技師ミスターKが絡んでいた。
1965年8月8日放送
脚本:若林一郎 / 演出:高橋良輔
第11話「北の谷の決斗」
学校でカンニングの疑いをかけられ、ボッコと家出した真一は、30年間無実の罪で投獄されていたという老人と出会う。北の谷で、老人の無実を証明する書類の探索に協力する真一たち。だが谷には、かつて老人を陥れた組織の手が迫っていた。
1965年8月15日放送
脚本:手塚治虫 / 演出:手塚治虫
第12話「モグラモチ計画」
スモールショウ国では、地球の地殻構造の調査と称し、地下へのロケットを打ち込みを決定。新聞記者を装って侵入した光一は、ロケットが軍事用ミサイルであることに気付く。やがて各国で地震の被害が相次ぎ、真一とW3も調査を開始する。
1965年8月22日放送
脚本:虫プロ文芸部 / 演出:W-3演出部
第13話「食 鉄 魚」
航海中の船が魚群に襲われ沈没した。謎の投書により、事件はフェニックスの犯行とされる。真相を追う光一は、魚の研究家ドクター・スピッツの存在にいきつく。また、川で機械の魚を釣りあげた真一たちも、独自に調査を始めていた。
1965年8月29日放送
脚本:若林一郎 / 演出:高橋良輔
第14話「野犬の砦」
過酷な南極の地で1年間生き延びていた犬のシロに、勲章と栄誉章が贈られることになった。しかしシロは式典の最中に逃亡。野犬のリーダーとして真一の村の中州に住みつく。人間を信じないシロ。それには悲しい理由があった。
1965年9月5日放送
脚本:若林一郎 / 演出:杉山 卓
第15話「犠牲は許されない」
コリント共和国と戦争の危機にあるリンゴ連邦で、水中電線の事故が起きた。子供用の水中円盤が接触したのだ。操縦しているのは首相の息子と思われた。救出のためには、軍事用電気をすべて止めなければならない。首相は決断を迫られる。
1965年9月12日放送
脚本:北斗 輝 / 演出:高橋良輔
第16話「我名はX」
レッドスネーク団に襲われた光一は、諜報部員を夢見て00Xと名乗る男に出会う。だがこの男、腕はなまくら、作法は自己流、本だけの知識で頼りない。光一につきまとうX。ボッコたちは、何とか手柄をたてさせようと考えるが……。
1965年9月19日放送
脚本:丘津 宏 / 演出:岸本吉功
第17話「黒いエキス」
秘密機関フェニックスのF7号こと光一のおもて向きの顔は、売れないマンガ家である。彼がマンガ家になったのにはわけがあった。それは今は亡き親友・山川と、密輸業者マスク一味とに関わる、まさに悪夢のような事件だった。
1965年9月26日放送
脚本:若林一郎 / 演出:杉山 卓
第18話「サイロ爆破せよ」
石油産出国サウス国に恐ろしい細菌がばらまかれ、多くの犠牲者が出た。だが皇帝からは非常時にも関わらず労働が強制され、国民は爆発寸前。サウス人の友人のため敵の基地に潜入した真一は、意外な人物に銃口を向けられる。
1965年10月3日放送
脚本:柏倉敏之 / 演出:柴山達雄
第19話「フェニックス物語」
真一は、峠で事故に遭った男を助けた。男は病院を嫌い、星家に住み込むことに。いっぽう、常に兄を助けに現れる真一に興味を持ったフェニックス機関の会長Mは、本部に真一を招待する。そこは素晴らしい科学設備の殿堂だった。
1965年10月10日放送
脚本:鈴木良武 / 演出:斉出光布
第20話「狂った標的」
フットラーと名乗る男が、腕の立つ戦争屋をスカウトし始めた。平和なピース共和国を襲い、大統領の座を乗っ取ろうというのだ。フットラーを尾行した真一たちは秘密基地を発見。戦争になる前に、兵器を破壊しようとするが……。
1965年10月17日放送
脚本:丘津 宏 / 演出:柴山達雄
第21話「火山の冒険」
刑務所から武器製造事件の犯人ふたりが脱獄した。彼らは活火山の深間山に逃げ込み、授業で来ていた真一と友人のアキオを人質にとる。山の震動が激しくなるなか、山小屋に立てこもる犯人たち。救出作戦を実行しようとするW3だが……。
1965年10月24日放送
脚本:柏倉敏之 / 演出:岸本吉功
第22話「危険なステージ」
世界的少女スターのシャーリーが来日した。偶然知り合った真一は彼女の身勝手さに驚くが、それは両親のいない寂しさのためだった。行方不明の父を捜すシャーリー。一方、国際的ゆすり屋のタイコンが姿を現す。光一は調査を開始するが……。
1965年10月31日放送
脚本:丘津 宏 / 演出:杉山 卓
第23話「嵐の対決」
日照り続きのある日、金塊輸送車が奪われ、犯人によって秘かに川底に隠された。間もなく、上流でダム工事がスタート。このままでは、真一たちの村に水が行かなくなる。村人が談判に向かうと、首謀者はよそ者のアブ蜂という男だった。
1965年11月7日放送
脚本:北斗 輝 / 演出:高橋良輔
第24話「謎の発明家」
地球の大人が、子供に夢を与えないと嘆くプッコ。折から世界の超一流スパイたちが、智恵野ユタカという男の作った戦争兵器を狙って集まってきた。そんな発明に心あたりのない光一。一方、襲われたユタカは真一の村に隠れることに……。
1965年11月14日放送
脚本:北斗 輝 / 演出:斉出光布
第25話「死の自動車レース」
権威あるミン島レースが近づいたある日、真一たちは優勝候補フォーク皇太子を爆弾から救った。国に共和制をしこうとしているフォークは、反対派に狙われていたのだ。護衛の任につく光一。緊張のなか、レース当日がやって来た。
1965年11月21日放送
脚本:山崎邦保、杉山 卓 / 演出:杉山 卓



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